ということで、もうWebサイトを持たない時代がやってきた。のつづき。
Facebookって基本的にはweb上で活用できるツールとして考えれば、「面白い」とか「面白くない」とかというレベルで判断するものではないと思えます。
私はあくまで、情報の集約ツールとして活用しているし、友人との連絡網ツールとして活用している人もいれば、単純にアカウントをつくっただけの方、友人の近況だけを閲覧している方...などなど。あと、これはどうかと思うのだけど、とにかく「(面識もないのに)友達集め」に精を出している方もいる。(これに関しては後述します)
今回は、独自のWebサイトとソーシャルメディアの連動させることの効果と期待(まぁ、アカデミックに言えば考察?笑)を書き綴ってみようと思います。ちょっと旬が過ぎたネタっぽいですけど。あと、このブログはプライベイトな記事内容が多いケド、裏ではちゃんと仕事の一環としていろいろ試しているんですよ(笑)、一応ね。
まずは、keroppa.jpの数値の変移
このブログで採用しているTypePadのサービスでFacebookとTwitterとの連動が可能となり、2010年11月中旬頃に、本ブログでも連動を開始しました。ここで言う連動とは、ブログ記事の更新されると同時にTwitterとFacebookに記事の見出しと短縮URL(自動生成)が投稿されるという機能です。
あわせて、Facebookページ(※keroppa.jpの場合は、このURLにリダイレクトされるようになっています)を開設し、facebookアプリの「RSS Graffiti」をインストール。これで、私の友人でなくとも「いいね!」をチェックしてもらえれば、ご自身のウィールに更新情報が記載されるようになります。(※ちなみに、本ブログの右上にある「Like !」にチェックすると、ご自身のウォールに更新情報が記載されます)

上の図は、Typepadで提供されているアクセス解析の結果。連動をさせた2010年11月15日頃からいきなり数字がががっと上がっているのにお気づきでしょう。その後の数字も、それまでの10月頃からの数値に比べて一日の平均アクセス数は、3倍になっています。
ちなみに更新頻度は、2010年9月、10月は忙殺されて月2本程度ですが、それ以前でも月4本は平均して書いていたので、更新頻度としては現在とあまり変わりありません。

で、こっちの図は、GoogleAnalyticsのページビュー数値。先のTypePadの数値とほぼ同じグラフですね。とうぜん、GoogleAnalyticsのほうが細かい分析が出来ることは、みなさん、ご承知のとおり。
では、ちょっと参照元サイトをみてみましょう。
参照元サイトの1位から10位をみてみると、twitter.comが1位、facebook.comが2位につけています。5位のhootsuite.comは、TwitterやFacebookのクライアントツールですので、こちらもいずれからアクセスされていることも分かります。
ちなみに、4位にmixiからもありますが、これはTwitterの投稿をmixiボイスへと同期させていて、ボイスからのURLが確認取れていますので、見出し記事の投稿からアクセスがあることが分かります。
上の図は、連動後の数値ですが、連動前は10位以内にtwitter.comやfacebook.comが来ることはありませんでした。
この参照元サイトの結果から出ているとおり、ソーシャルメディアとの連動がこの結果(ページビューのアップ)を生んでいると推測されるのが分かります。
連動してから半年。そして、最初の三ヶ月と現在の違い
まぁ、このようにしてソーシャルメディアと連動させることで、ページビューが単純にあがったと推測できました。連動させた最初の三ヶ月と現在の違いを含めて、アクセス解析からの結果を推測し、箇条してみますと、
- リピーターが増えた(新規ユーザーが減った)
- 最初の三ヶ月で来ていた新規ユーザーが、リピーターになった可能性が高い
- Google RSS Readerからの参照元が大きく減った
- どうやら、Twitterで見出し投稿がRT(リツート)されてる様子もみられる
- ソーシャルメディア経由のコメントが増えた
この推測の中から、下2行であげているリツートとコメントのお話をします。
TwitterやFacebookで次々と共有されていく見出し投稿
記事見出しとそのURLが投稿されると前述しましたが、その短縮URLはBit.lyのサービスを採用されています。
TypePadでのアクセス分析では、単純にその短縮URLをクリックされた解析が表示されますが、さらにbit.ly情報も閲覧することも可能です。
ちなみに下図は、TiwtterやFacebookに投稿した短縮URLからのアクセスだけで見た数値で、実際のページビューではありません。

解析数値としては、参照元サイトやアクセスされた国が分かる程度ですが、該当する短縮URLが記載されたURL情報(Twitterの個別URLなど)も出てくるので、そのままRTされるとどの方がRTしてくださったのかも分かります。そうなると、自分の記事の反応状態も分かるので非常に楽しく推測が出来ます。
そう、案外、みんなこんなネタが好きなんだなぁとか。みんな書籍や映画のレビューとかは興味ないんだなぁというのが推測できます(笑)。(まぁ、あくまで私の個人ブログなので、個人的に興味があって読まれている人が多いということなのでしょう)
このようにして、次々と自分の記事がどこかへ共有されていく、流れて行く様子を眺めてみると、ソーシャルメディアの効果、情報の流れを実感することが出来ます。
読まれている不安感と安心感。
不思議なことに非常にコメントが増えました。これまで読んでくださっている方でも面識のある方も多いので、読んでくださっているという認識はあったのですが、本ブログにコメントを書き込むよりも、TwitterでMentionをかけてくださったり、Facebookの投稿へコメントをしてくださる方が非常に多くなりました。
上の画像は、Facebookページの画面の一部です。
憶測に近いのですが、本ブログにコメントを書くと、誰が読んでいるのかが分からない。コメントといえども、自分の発言に責任を持つ不安感があるのかもしれません。逆に、Facebookだと誰が読んでいるのかが分かる安心感。Twitterだと、その時につぶやくだけでそのうちタイムラインから消え去って行く安心感。
あとは、普段から使っているツールから書き込める気軽さ(メールアドレスやら名前やらを入力せずに済むなど)でしょうか。
そう、不思議なことに、同じ内容のコメントを記述するにあたっても、人の心理というのは大きく働くもののだなぁと感じました。
このように、web上でのコミュニケーションを計る上では、人の心理をよく理解して活用することはとても大切なのではないかと思います。
ではビジネスではどう活用しようか?
すでに大型サイトになっている場合やブランディングが確立されているサイトでないかぎり、web上でコミュケーションサイトを作るのは大きなコスト負担がかかります。それは、お金だけではなく、人も時間も含めてです。
そういった意味では、今の時代は、人の集まっているTwitterやFacebookを活用するのは、とてもいい近道ではないでしょうか。
デジタルサイネージだって、人通りのある所に設置します。デジタルサイネージを設置してから、人通りを仕掛けるということは、特別でない限りあり得ません。その通りがターゲット層にマッチしている通りなのかどうかも含めて設置を検討します。
今回のソーシャルメディアの活用もそうで、現在人が多く活用している様子から、様々なマーケティングやコミュニケーションツールとして活用するだけです。
ここで間違ってはいけないのは、そこに人がいるからといって、わざわざ(無理矢理)、人を集客しようとしないことです。それでは、的確なマーケティング活動は出来ません。
そして、Facebookでの友人の多さはステイタスにはなりません。「私は友人がたくさんいるので、マーケティングに最大に活用できます」というのは、違います。だって、それはマーケディングではありませんから。
マーケティングというのは、きちんと顧客が求めている製品やサービスを作り、情報を届けること。そして、効果的に得られるように活動するすべての概念を指します。そこから(やみくもに集めた友人から)多くのFacebookページへの「いいね!」を促しても、なんの意味がないからです。
Facebookページ(ファンページ)に、きちんと「いいね!」とクリックしてもらえ、シェアしてもらえる事。多くの人に共有してもらえるコンテンツを構築することが大事ではないでしょうか。
それが、ソーシャルメディアの魅力で、マーケティング活動に対して最大限活かす方法です。
もちろん、きちんとユーザーのし好を見て、広告を打つ方法もちゃんとFacebookには用意されています。
個人的に活用するFacebookという存在
「Facebookが流行っているから」という理由だけで使っても無理があります。Facebookはあくまでツールであって、そのツールが自分に合わない、使えないのであれば、不要なものです。
Facebookをやっていないからといって、時代に取り残されることもないとも思えます。
そして道具であって、さらには、その使い方は千差万別です。私の場合は、前述したとおり情報の集約ツール(TypePad,Twitter,Tumbr,Flickr,Instagramなどの)として活用しています。連絡ツールとしては、特に海外在住の友人や親類とはFacebookの存在は欠かせなくなってきました。
そして、違う活用方法も当然あります。
なので、必要であればやってもいいし、必要でないならあえてアカウントを作ることもないでしょう。
情報の使い方、流れ方というのは、時代によって変わって行くものです。もちろん、価値観も。なので、そのうちFacebookではなくなる可能性だって十分にあるのです。
その時その時に、自分の生活にあった情報ツールを使えればいいのではないでしょうか。