ここで案内するの忘れちゃったというか、案内しようと思ったらすぐに席が埋まっちゃって逃しちゃったというのが正しいかも。
先日、2010年2月20日に、日本で3度目の開催になるTEDxイベント、TEDxRyukyu を開催しました。レビューは参加して下さった方々にお任せして、せっかくなのでホスト側からの視点で記事を書く事にしました。
あれは、5月ぐらいだったかもです。お友達のSheemerさんから、こんなのがあるんだと見せられたプレゼンシート。TED のことは、時々興味のある映像を観て楽しむぐらいで、アメリカの向こうの話だと思っていたんだけど、そこを拠点にしたローカルで開催されるTEDxイベントというのを初めて知った。
ちょうどその時期、私たちは博物館・美術館の講堂でdotFes を開催。そのときの印象とTEDxイベントがかぶった様子。つまり、開催するイメージが付いたということなんだと思う。
Web系のイベントばっかりだったし、TEDxなんて面白そうとうっかり気軽に「やりましょう」なんて言っちゃった私。
で、TED を知ってそうで英語が出来そうな旧友を集めてオーガナイザーチームを結成。開催するにあたって、TEDxTokyo のオーガナイザーとの相談や、Webサイトのガイドラインを読み合わせをすることから始まる。
基本的にローカルで開催されるものなんだけど、いろいろガイドラインがある(適当に羅列しているので、順不同)
入場は無料であること
参加者は100名ぐらいが望ましい(とはいえ,他のイベントでは200人とかの規模も開催されていたけど)
食事は無料で配布し、休憩時間も多くとってディスカッションの場を設ける
会場内での協賛色を出してはいけない(会場外ではOK)
最低25%はTEDのビデオプレゼンテーションを加えなくてはいけない
プレゼンターの選定は、自薦ではなく他薦が望ましい
会場内にメディアを入れることは基本的に望ましくない(個人的に知っている人に限ったほうがベスト)
ストリーミング中継を行うこと
開催は一日で終わらせること
プレゼンターが事前申告したプレゼン時間は厳守させること
プレゼンターと参加者の区別を付けないこと
プレゼンター、ホスト、参加者は過度のプロモーションやビジネスピッチは望ましくないので避ける
とか、他にもビジュアルデザインガイド、開催後のガイドといった、いろいろ沢山のガイドがある。でも、それがあるおかげで、TEDxのクオリティが保たれているんだとも感じる。多くの人が、いろんな国や文化を超えて行うイベントで、これまで統一したクオリティが維持されていることに感服する。でも、きっといろんな問題をクリアしながら、積み上げていったんだろうな。なので、ずいぶんと出来上がってからの運営になったとも言える。そういった点では、私たちはいいタイミングで開催に迎えたとも言えたのでした。こういうのも幸運だったのかもしれない。
んで、大きな壁だったのが「英語」。TEDxTokyoでもプレゼンターも英語で語るので、当然聞く側も英語が聞けてないといけない。同時通訳なんて予算ないし。こうなると、プレゼンターも参加者のハードルは高くなるし、結構大変なんじゃないかというのは当初からあった。
ただ、ガイドにはEnglishがMustでということは書いていなかったので、ローカルでやるんだからローカルの言語でもいいだろうということに。
なので、TEDxイベント初のローカル言語での開催となったのでした。
で、スピーカー。いろいろ候補者は出ていたんだけど、TEDxRyukyuで柱として決めようと思ったのは、
ローカルな活動なんだけど、グローバルな視点を持っている人
「沖縄に住んでいる」というより「地球に住んでいる」という視点を持っている人
とにかく話を聞いてみたいと思える人
たとえば、TED だとすごい人が来る訳ですよ。ビルゲイツさんとかアルゴアさんとか。TEDxTokyo でも、結構なフェイマス揃いの面々でした。
まぁ、確かにカリフォルニアだの東京に行けば聞けるんだけど、せっかく沖縄で開催するんだから、沖縄でしか知られていないとか、沖縄でじゃないと呼べないような方を呼んだ方がいいんじゃないかってのが基本方針になりました。
で、オーガナイザーで候補をあれこれ決めて、Sheemerさんがいろいろアプローチをかけて集まったのが、今回の13名のプレゼンターでした。
食事や協賛の件、会場がギリギリまで決まらないとか、いろんな苦労はあったものの、沢山の方の助言と協力と、尽力をいただいて、本当に助かりました。申し込みが開始されてからも、5日過ぎで定員を上回る申し込みが出て、最終的に70名のキャンセル待ちが出るほどの状態。ほんまは、みんなに参加してもらいたいとか思いながら、申し訳ない気持ちで抽選を行いました。
厳密には抽選というより点数制で選考に近い。TEDの趣旨を理解している人はご存知かと思いますが、他のTEDやTEDxは今回のTEDxRyukyuのエントリー方法よりもずっと時間がかかるし、かなりその内容で振り落とされる。
まぁ、そんなこんなで当日。バックスタッフはいつものweb系イベントでご協力いただいているメンバーを召集して、お手伝いいただきました。ありがとう!
プログラムに関しても「誰が何を話したのか」が大事ではなく「何を聞いたか、体験したか」が大事になる。だから、誰が何を話したことをプログラムに記載せずに、当日は基本的にジャンルだけのプログラムとなった。
良くも悪くも質疑応答の時間なぞ無し。そのかわり、ランチタイムも休憩も施設外に出る必要がないように、食事もお茶菓子も用意し、みんなが聞いたことを直接話が出来る場を用意する。もちろん、それはTEDxのガイドに記載されていることで、誰もがお互いの体験を共有する場を必要としているのだから、その場を提供するのがホストの役目。
当日開催して、参加者皆さんの表情を拝見する限りは、概ね好評だったと感じることが多く見受けられました。ホストとして、意図していたことが通じていたようだし、楽しんでいただけている様子。ちょっと報われたかも。(^^;;;
とはいえ終わったけど、残務はあるんだよ。これで完全燃焼してはいかないのでした。報告書書いたりアンケート集計したり、お礼状書いたり、プレゼンを翻訳したり、帳簿つけて決算出したりとかね。
で、次回に向けてなのですが、時期は決まっていないものの、プレゼンターの候補はまたぼちぼち始めているという状況です。でも同じ規模でやるなら、一年後以降かな本業の傍らでやるなんて大変だよ。小さな規模でやるのも面白そうなので、TEDxRyukyu MINI とかNigihtとかやっても面白いなーなんてスタッフとも話していました。
当日の様子は、TEDxRyukyuのFlickrより
ずけらんさんが、レビューをいろいろまとめてくれているので、当日の様子とか感想ここから拾ってください。http://www.zukeran.org/shin/d/2010/02/22/tedxryukyu-2010-information-links
で、改めてなのですが、今回のTEDxRyukyu に参加して下さった方は、ぜひ身近の方にこの感動や体験を話して欲しい。参加する前と後での、自分自身の違いもきっとあるはず。そして、サポートやご協賛してくださった企業を覚えていて欲しいし、製品を積極的に購入して欲しいと思います。
総評というか、終わってみて一言で言うと「やってよかったなぁ」と本気で思えたこと。そりゃ、いろいろ大変だったけれども、いろんなこと勉強になったし、いろんな人の助けや助言で様々な場面も乗り越えました。改めて周囲の支えで、自分が成り立って行くことを実感しました。
なんか、またやれること増えた気になっている今日この頃です。