弊社では、スタッフ増員のため、11月頃から採用情報を更新した。このご時世なのか例年より、結構いい人も来る。ただ、一番最初の応募者のボーダーラインがあがったため、その後の応募の方々がことごとく落としてしまうという状況になってしまった。
ま、それでも応募全体の1割程度なんですが。
うちの会社では、基本的に実務経験は求めていない。なので、新卒者でも中途採用でも未経験者OKだ。実際、そういう風に採用されたスタッフもいる。
ハローワークにもそう掲載しているもんだから、結構な応募者数にあがるのだが、それでも必ず「ポートフォリオ(作品集)添付」を指定させてもらっている。
ところが、紹介状を出すハローワークから、
「作品がないっていうんですけど、ご紹介してもいいですか?」と、言って来る。
いや、書類選考で履歴書の他にポートフォリオ(作品集)って書いてあるでしょ。
「でも、実務経験ないとおっしゃっているんです」
あの? 確かに実務経験は問わないと記載しています。でも、本気でwebサイト制作業界に入りたいなら、作品はつけてもらわないと困ります。履歴書だけ送られて来たら、即効落としますよ?
これだけ世の中、あらゆる書籍や情報が満載していて、そういう人(応募希望者)はきっと普段からパソコンやインターネットに触れているんだと思う。その流れで、Webサイト制作とかやってみたいとか思うのが、きっかけだったりするのが大半なのかと。
なのに、作品をひとつも作った事が無いってのは、この業界に入りたいっていう本気度が低いと見受けちゃいます。
それは、
ギターは持ってるけど弾いた事がナイ、ミュージシャン志望。
と、同じです。
これは、ヒゲのおぢさんがよく言うことなんだけど。
まさしく、そう。歌手になりたいけど、歌った事がナイ。画家になりたいけど、筆をもったことがナイ。カメラマンになりたいけど、写真を撮った事がナイ。
納得です。
webサイト制作業界に入りたいのであれば、素人なりにも何かひとつ作ったことがあるってのが大切です。たまに「本でプログラミングを一通りやりました。プログラムできます」と言って来る人もいますが、それは「プログラムできる」とは言いません。
せめて、独学で学んだのは結構ですが、それを元に自分のアイディアで何か一つ作り上げたものが必要です。
特に我々の業界では、基本的に履歴書一枚で就職できるほど甘くはなく、自分がやってきたことをアピールできる材料が必要です。書類選考がある場合は特にそうです。
実務経験を問うてないんだから、結構間口は広げているつもり。技術はあとから付いて来るものだと思っているので、本当に問うてないんです。大事なのは、本気度と基礎学力。(この基礎学力ってのはまた今度お話しよう)
なのに、それを勘違いして「実務経験が無いから、作品は無くて当たり前」なんて思っちゃいかんのです。
この業界の出身者が多い技術系や美術やデザイン系の出の学生など、両手に抱えてポートフォリオ持って来ますよ?実務経験ないんだもの。何で内定を勝ち取るのかって、学生時代にやってきたことを全部さらけ出すしか無いのです。
それがフツーなんです。
逆に、実務経験を問うてる会社さんでも、なかなかいい作品を持って来るなら、きっと就職できるきっかけにもなるんじゃないかと。
これから、Webサイト制作業界に入りたいって思っている人は、ぜひ自分がどの程度本気なのかってのをアピールしてほしい。
ほんじゃまた。
