あらすじ:校内の更衣室で生徒指導の教師が青酸中毒で死んでいた。先生を2人だけの旅行に誘う問題児、頭脳明晰の美少女・剣道部の主将、先生をナンパするアーチェリー部の主将——犯人候補は続々登場する。そして、運動会の仮装行列で第2の殺人が……。乱歩賞受賞の青春推理。
いやー。怖かった。高校生という思春期の子たちのプライドが、大人たちには計り知れないところにある部分が非常にうまく表現されていました。東野圭吾って、女性の心は分からないので書けないなんて言っていたと記憶しているのだけど、なかなか表現しきれていたと感じました。
もちろん「女性の心」とは言いにくい心情でもあるけれども、大人と子供の狭間、成長過程の不安定な精神、心理状態は分かりやすかったです。
ただ、殺人にまで至るまでの決意や覚悟がイマイチ伝わらなかったのは残念。
しかし、第二の殺人が行われたところは非常にぞくぞくしました。東野圭吾ファンになったら、まずは読むべき作品ではないでしょうか。

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